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財布作り(パート3~完成)

ここから小銭入れ部分と本体の組み立てです。

だいぶ形ができてくると、出来上がりがイメージできてやる気が上がってきます。

小銭入れ部分はコの字型にファスナーを付けて大きく開いて中身が見やすい作りです。間に仕切りを付けて分類出来るようにします。 仕切りに付けたカードポケットが前の財布でとても使いやすかったので今回もそうします。

仕切りとマチ部分を縫い付け、コバの着色をしてからベースになる革に貼り付けます。 前回作った時は、できるだけ薄く軽くなるように合皮の裏地を使いましたが、8年ほど使ってから合皮が破れて小銭が底から財布本体の方に潜り込んでしまう事があったので、今回は耐久性の高い革にしました。

どうしても分厚くなってしまうので、できるだけ薄く革を漉いておきます。

こうなりました。使いやすさも問題なさそうです。

ここでもコバの着色をした後、ファスナーを仮止めします。

ベージュや他の色のファスナーでアクセントにする事も考えましたが、結局同色のこげ茶でまとめました。

開け閉めしてゆがみがないかチェックします。

いよいよ本体側との張り合わせ。形が出来上がります。正確に位置合わせをしないと縫う時に外れたり、出来上がりがゆがんだりするので、焦らず慎重に合わせていきます。

そしていよいよ最大の難所、ミシン縫いです。

失敗すると穴が開いてパーツの作り直しになるので一番緊張するところです。ミシンが入りにくい部分もあるので、集中してゆっくりと縫っていきます。

なんとか縫い終わりました。。。問題なさそうです。

最後に糸の処理、コバの着色と磨きを何度かして完成です!

満足のいく仕上がりになりました! しっとりとした革の手触りが心地よく何度も手に取ったり、眺めたり、開けたり閉めたりしてしまいます。時間と手間がかかった分、愛着も湧いてきます。

うん、なかなかいいな。。。長く使えそうです。

コンパクトで理想の財布が出来上がりました! これから使い込んで馴染ませていきます。